ゴルフグローブがずれる4つの原因と、道具側でできる対策

スイングの途中でグローブが動く。インパクトで手のひらの中がずれる。多くの方が「握り方が悪いのだろう」と考えますが、実際にはサイズ・消耗・グリップ側の状態といった、道具の条件で説明できることがほとんどです。ここでは原因を4つに分けて、それぞれの見分け方と対策を整理します。

まず、「どうずれているか」を切り分ける

ひとくちに「ずれる」といっても、起きている現象は同じではありません。どこがどう動いているかで、疑うべき原因が変わります。

ずれ方 疑われる原因
手のひらの中でグローブが回る サイズが大きい/手のひらの摩耗
指先に余りができる サイズが大きい/指の長さが合っていない
甲の生地がたわむ サイズが大きい/面ファスナーの締め不足
グローブは動かないがクラブが動く クラブ側のグリップの劣化
スイング中だけ動く 握り直し・力みによるもの

原因1|サイズが合っていない

もっとも多い原因です。ゴルフグローブは、着けた瞬間に「少しきつい」と感じるくらいが適正とされます。快適さを基準に選ぶと、たいてい一段大きいものを選んでしまいます。

手のひら周りの測り方

  1. 親指を除いた指の付け根の位置に、メジャーを一周させます。
  2. 手を軽く開いた状態で、締めつけずに測ります。
  3. 出た数値を下の表に当てはめます。
サイズ 手のひら周り(目安) 目安となる方
S 21〜22cm 女性・手が小さめの方
M 23〜24cm 成人男性の標準
L 25〜26cm 手が大きめの方

※ 上記は当店取扱い製品の目安です。メーカーや素材によってサイズ感は異なります。海外製品は日本製よりやや大きめの作りになっている場合があります。

ストレッチ素材は「伸びる前提」で選ぶ

ストレッチ糸を使った製品は、使ううちに手の形に合わせて伸びます。買った直後にちょうどよいと感じるサイズは、数ラウンド後にはゆるくなっていることが多いものです。迷ったら小さめを選んでおくほうが、結果的に長く使えます。

原因2|グローブが寿命を迎えている

グローブは消耗品です。とくに手のひら側は、グリップとの摩擦で少しずつ表面が削れていきます。表面が削れると摩擦が落ち、同じサイズ・同じ締め方でも滑るようになります。

交換のサイン

  • 手のひら側にテカリ(光沢)が出てきた
  • 親指の付け根や小指側の生地が薄くなってきた
  • 着脱時に生地が硬く感じる
  • 締め直しても甲がたわむ

どれか一つでも当てはまれば、サイズや握り方を見直す前に、まず新しいものを試してみる価値があります。

合成皮革と天然皮革

天然皮革(羊革など)は手なじみとフィット感に優れますが、汗や雨に弱く、乾くと硬くなります。合成皮革は耐久性と価格に優れ、水濡れにも比較的強い一方で、質感は素材によって差があります。汗をかきやすい方や、練習量が多い方は合成皮革のほうが扱いやすいことが多いです。

※ シリコンプリントや樹脂加工が施されたグローブは、洗濯すると加工が劣化します。使用後は乾いた場所で自然乾燥させてください。

原因3|クラブ側のグリップが滑っている

意外に見落とされがちなのが、グローブではなくクラブのグリップが原因のケースです。グリップのゴムは経年で硬化し、表面の細かい凹凸がつぶれていきます。こうなると、どんなグローブを着けても手の中でクラブが動きます。

判定のしかた

  • 素手で握ったときに、しっとり感がなくツルツルしている
  • 表面にテカリが出ている
  • 爪で軽く押しても跡が残らないほど硬い

一般に、グリップの交換目安は年に1回、あるいは40〜50ラウンド前後と言われます。グローブを買い替えても改善しない場合は、グリップ側を疑ってみてください。

原因4|握る位置が毎回変わっている

ここまでの3つを潰しても解消しない場合、起きているのは「グローブがずれている」のではなく「握り直している」可能性があります。

アドレスからトップ、切り返しの過程で、指のどこでグリップを支えているかは、無意識のうちに毎回少しずつ変わります。とくに力みが入ると、手のひら全体で握り込もうとして、指の位置が動きます。動いた結果として、グローブがずれたように感じるわけです。

これは技術の問題なので、意識で直そうとすると難しいものです。「もっと軽く握る」「小指・薬指・中指で持つ」と言われても、スイング中にそれを再現し続けるのは簡単ではありません。

ONE SOLUTION

道具の側で、握る位置を決めてしまう

当店で扱っている versus pro ゴルフグローブは、中指・薬指・小指を一体化し、第二関節から先をなくした構造をとっています(特許第7780833号)。生地のある部分でしかグリップを持てないため、指のどこで握るかが自然とそろいます。手のひら側には網状のシリコンプリントを配置し、スイング中の微妙なズレを抑えています。指先が露出しているぶん、グリップの太さや当たりの情報が手に届くのも特徴です。

※ 本製品は練習用モデルです。R&Aの認証を受けていないため、公式競技ではご使用いただけません。練習およびプライベートラウンドでのご使用をお願いしています。

versus pro ゴルフグローブを見る

対策のまとめ

原因 確認すること 対策
サイズ 手のひら周りを測る 迷ったら小さめ。ストレッチ素材は伸びる前提で
消耗 手のひら側のテカリ・薄さ 買い替える。洗濯はしない
グリップ 素手で握ってツルツルするか 年1回、または40〜50ラウンドを目安に交換
握る位置 3つを潰しても改善しないか 意識ではなく構造で位置を固定する

よくある質問

ゴルフグローブはきつめとゆるめ、どちらを選ぶべきですか?

着けた瞬間に「少しきつい」と感じるくらいが適正です。快適さを基準に選ぶと一段大きいものを選びがちで、それがずれの原因になります。ストレッチ素材の製品は使ううちに伸びるため、なおさら小さめが無難です。

ゴルフグローブの交換時期の目安はありますか?

使用頻度によりますが、手のひら側にテカリが出たり、生地が薄くなってきたら交換時期です。表面が削れると摩擦が落ち、サイズが合っていても滑るようになります。

ゴルフグローブは洗濯できますか?

基本的に推奨されません。とくにシリコンプリントや樹脂加工が施された製品は、洗濯すると加工が劣化します。使用後は乾いた場所で自然乾燥させてください。

グローブを替えてもずれる場合はどうすればよいですか?

クラブ側のグリップの劣化を疑ってください。素手で握ってツルツルする、表面にテカリが出ているといった場合は、グリップの交換で改善することがあります。それでも解消しない場合は、スイング中に握り直しが起きている可能性があります。

3本指が一体になったグローブは初心者でも使えますか?

使えます。生地のある部分でグリップを持つ構造のため、握る位置が定まっていない段階の方にも向いています。ただし公式競技では使用できない製品もあるため、購入前にご確認ください。

サイズ選びで迷われる場合は、お問い合わせいただければ手のサイズを伺って一緒にお選びします。
TEL 052-981-2505/info@excelsior-golf.com(平日 9:00〜17:00)